山本太郎:
れいわ新選組代表山本太郎でございます。不定例記者会見ということなんですけども、今日は候補者の発表をしたいと思っております。で、この方で、れいわ新選組が今回、参議院選挙ですね、候補者全員出揃った状態になるということでございます。特定枠という形でのご紹介になります。この方です。よろしくお願い致します。天畠(てんばた)大輔さんです。

後ほど皆さんからのご質問もいただきますが、その際には皆さんからのご質問を受けて答えるまでの間、少し時間が必要ですので合理的配慮。で、その質問の内容に関しましても、できればポイントを絞ってやり取りをしていただければと思います。よろしくお願い致します。

お待たせを致しました。れいわ新選組の今参議院選挙におきまして、特定枠として立候補をしていただきます、天畠大輔でございます。それでは天畠さんのほうからよろしくお願い致します。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法)
初めまして、れいわ新選組公認候補予定者の天畠大輔です。

(あ、か、さ、た、な話法)
私がいつも用いている「あ、か、さ、た、な話法」というコミュニケーション方法で、出馬への思いを言葉にしてきました。

(あ、か、さ、た、な話法)
介助者が代読させていただきます。

(代読)
代読します。お集まりいただきありがとうございます。自己紹介と政治にかける思いを述べさせていただきます。詳しいプロフィールはお手元の配付資料やホームページをご覧ください。

私は14歳のときの医療ミスが原因で中途障害者となりました。1981年生まれの40歳。世界で最も障害が重い研究者の1人と言われています。養護学校、今でいう特別支援学校を卒業後、大学で社会福祉を学びました。その後、9年かけて博士号を取りました。そして3年間、中央大学での研究期間を経て、現在、立命館大学で研究活動を継続しております。日常生活では実家から独立して一人暮らしをしています。24時間の見守りも含めた介助が必要なため、「重度訪問介護」という国の制度を利用し、20人ほどの介助者に代わる代わる介助を受けています。また非営利団体を立ち上げ、重度身体障害当事者の支援活動もしています。私は全身が自由に動かせず、目が見えにくく、さらに意思と関係なく体が動いたり、筋肉の緊張が起こったりということが常にあります。筋肉の緊張の影響で、頻繁にあごが外れ、呼吸が止まってしまうので、誰かが常にすぐそばにいる必要があります。またマスクをすると呼吸がしにくくなるのでマウスシールドをつけています。

私のコミュニケーション方法、「あ、か、さ、た、な話法」を紹介します。私は自分の口で話せないため、訓練を受けた介助者に通訳してもらう必要があります。さらに時間や労力を減らすため、介助者に積極的な先読み、予測変換を推奨しています。例えば会話場面では、「こんにちは」と言いたいときは、介助者が「こん」まで読み取り、「こんにちはでいいですか」と私に問いかけます。その後、了解の合図を出して、「こんにちは」と通訳をしていきます。例をお見せします。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法) 
山本代表、頑張りましょう。

山本太郎:
ありがとうございます。頑張りまくりましょう。ありがとうございます。

天畠大輔:
(代読)
では、代読を再開します。この私独自の「あ、か、さ、た、な話法」は習得するのに技術的な慣れが必要です。また私の性格や興味、関心、どのような語彙を持っているかなど、通訳をする介助者と私の間に共通認識が重要です。共通認識を持つためには時間をかけて関係性を築く必要があります。さて、私が障害を持ち、痛感したのは、障害があることでこんなにも選択肢が狭められるという厳しい現実でした。

(あ、か、さ、た、な話法) 
教育も勤労も日本の憲法で守られているにも関わらずです。

(代読)
代読を再開します。少し長くなりますが、私の経験を共有させてください。14歳だった当時、喋れない、手足を自由に動かせないこと自体、もちろんつらいことでした。そして、よりつらかったのは障害を持つ前の可能性に満ちた世界、言い換えたら選択肢に満ちた世界から自分が切り離されて居場所がないと感じられたことです。当時は「あ、か、さ、た、な話法」を確立していなかったこともあり、意思疎通がうまくいかず、施設や養護学校のほとんどの関係者は、私を子ども扱いするか、そもそもコミュニケーションを取ろうとすらしてくれないかのどちらかでした。

まず直面したのは、学びの選択肢の狭さでした。私は将来のために科目の勉強を毎日したいと希望していましたが、叶いませんでした。夜はやることがなく、白い天井をただ眺めている。放課後は並んで、子ども向けビデオを観させられる。将来を全く展望できず、絶望は深まる一方でした。そんなある日、パソコンを文字で打つ訓練で、作業療法士に好きな言葉を打っていいよと言われました。40分かけて私が打ったのは、「死にたい」の4文字でした。作業療法士の方は何も言わずに40分間見ていました。何も言えなかったのかもしれません。

大学入学までには4年もかかりました。というのも、センター試験の受験を文科省に交渉しても認めてもらえず、私立大学の受験許可の下りるところがほぼありませんでした。私立大学にやっと入学できても、通学や学びの介助に使える公的な制度はありませんでした。学生ボランティアを集めて、不安定ながらも日々のサポートを繋ぐ毎日でした。大学卒業にあたって、生活は施設入所か家族介護を受けるかの2択だと周囲からは言われていました。在宅生活のための介助保障制度はあるにはありましたが、当時は制度の知識がなく、教えてくれる人もいませんでした。10年以上の長い時間をかけて自治体と交渉し、実家での介助者の利用、一人暮らしと段階的に進める厳しい道のりでした。

職業選択の自由もかなり制限されました。障害が重いため、仕事に繋がる資格取得は難しい。公的な介助保障は、家の中での日常生活支援が中心で、仕事中には介助者を付けられない。働きたいのに実現方法が見つからない。展望の見えない日々でした。それでも働きたいと強く思っていた私は、残された考える力を使おうと研究者の道に進んでいきました。

さて、私はこれまで大げさではなく、何千もの人と「あ、か、さ、た、な話法」でコミュニケーションを取る中でわかったことがあります。日本社会は少し人と違ったら選択肢を奪われ、居場所がなくなりがちな社会だということです。どうせ誰も助けてくれないという諦めが社会を覆っています。引きこもってきたので履歴書が真っ白、行き場がない。LGBTQへの理解は進んでいるように見えるけど、社会制度上は平等に扱ってもらえない。奨学金という名の借金を負うのはきついから大学進学は諦める。発達障害が職場に理解されず辞めるしかなかった。こういった声をたくさん聞いてきました。私と同じように選択肢を奪われたり、居場所がなかったりする人はたくさんいる。政治が変われば助かる人がたくさんいる。だから国会議員になりたいと思うようになりました。

(あ、か、さ、た、な話法)
誰にでも居場所のある社会を作りたいです。

(代読)
代読を再開します。国会議員として私が実現したいのは誰にでも居場所のある社会です。つまり経済的に苦しくないだけでなく、自分が必要とされている居場所があると感じられる、人間らしい生活ができる社会です。居場所があると思える社会の大前提は生まれや特性によって選択肢が奪われない環境だと思います。しかし、そのための社会保障やインフラはまだ足りていません。使いやすいヘルパー制度、制度利用のための相談支援の充実、バリアフリーの徹底、介助をつけながら働ける制度、すべての教育無償化、オンラインで勉学、仕事、国会活動ができる仕組み。こういった政策を確実に進めていきたいです。

そして、社会保障の制度があっても、担い手がいなければ機能しません。例えば介助やケアの仕事の賃金を上げるといった政策で、地域間格差の是正も必要です。苦しい生活の負担を軽くすることも重要です。約550万人以上が返済している奨学金の徳政令や、安い家賃で住めるよう公的住宅の拡充、家賃補助を実施したいです。

さて、経済的に困らなければ、それで居場所のある社会と言えるのでしょうか? そうではないと私自身の介助体制を作る中で感じてきました。私の介助者は多様な経歴を持つユニークな20人です。一般的な学校教育、ビジネスでの立身出世などは合わず、居場所がなかった人もいます。私は介助者を雇用し生活を支え、介助者は私の命を支える。自分は必要とされているという感覚を互いに持てる仕事を作れているのかなと思います。誰かを出し抜いたり、少ないパイを奪い合ったりするのではない、自分と社会が繋がっている、誰かを支えていると感じられる場はもちろん職場だけでなく、いろいろなところで作れると思います。そういった実践をしている人は全国にたくさんいます。障害の有無に関わらず、広く様々な人と繋がり、特に孤立しがちな若者の居場所を作るために、一緒に社会作りをしていきたいと思っています。

立候補を決めたもうひとつの理由があります。WHOによると、世界人口のうち約15%、つまり6人に1人は何らかの障害を抱えた人です。言い換えれば、家族のうち誰か1人くらいです。意外と多いと思われたのではないでしょうか。それは障害者が見え難く、あまり社会参加できていないということだと思います。でも実際は社会をより良く変え、支える存在でもあります。私が立候補することで、ぜひそのことを知って欲しいのです。例えば、私が利用している重度訪問介護の制度や、エレベーターやスロープといったバリアフリーは、長年の障害者の運動により出来たものです。私個人の経験で言うと、大学生のとき、障害学生の学習サポートに報酬が払われるよう組織を作りました。私自身が必要だから始めたことですが、大きな原動力は聴覚障害のある入学希望者との出会いでした。私のニーズは誰かが抱えるニーズでもあり、社会全体のニーズでもある。それに気づき、すごく力が湧きました。

(あ、か、さ、た、な話法)
個人的なことは政治的なことだと思います。

(代読)
では、代読を再開します。それはつまり一見、個人的に見えることも、政治や社会の影響を強く受けているということです。私がれいわ新選組から出る理由もこれに関連します。ある街頭演説で、「あなたは何をしてくれるのか?」と迫る人に、山本代表は、「何をしてくれるんだ」だけでは世の中は変わらないと返答していました。共感しました。私たち1人ひとりができるのは選挙に行くだけではありません。自分の困っていることや、漠然とした不安を言葉にし、誰かと繋がることも今の社会に必要だと思います。私たちは必ず何かの当事者です。立候補する私の姿を見て、そのことを思い起こして欲しい。そして大企業や大きな組織のバックがない、草の根のれいわ新選組だからこそ、個人個人が経験を持ち寄り、自由に対話、議論ができると思います。

最後に少し私の経歴に戻ります。障害を持ったばかりの頃の私は、誰とも意思疎通できず、閉じ込められ、鍵をかけられているような状態でした。いろいろなことを感じたり、考えたりしているのに伝えられない。そして自宅しか居場所はありませんでした。私は幸運にも、「あ、か、さ、た、な話法」を見つけ、多くの人が私の言葉を聞いてくれ、社会との繋がりを回復できました。しかし「私は幸運だった」で、終わらせてはいけないと思うのです。様々な若い人たちの声を聞いてきた当事者として、居場所がなくて死にたくなるような社会を変えて、誰もが生きていたいと思える社会の仕組みを作っていきます。

(あ、か、さ、た、な話法)
ひとつ、納得出来ないことがあります。

(代読)
では、代読します。これから私は政見放送に出演します。しかし政見放送に関する現状の実施規程では通訳の介助者をつけることは認められていません。事前提出原稿をアナウンサーが代読、録音したものを流せるそうですが、私自身が編み出してきた「あ、か、さ、た、な話法」を通して、私という人物像を有権者に知ってほしいのです。そして、「あ、か、さ、た、な話法」を入り口に言語障害者のコミュニケーションについて、多くの人に知ってもらいたいと思います。言語障害のある人が、自分のコミュニケーション方法で思いを伝えるということを総務省は想定していなかったそうです。今回、私が立候補したことで、言語障害者が直面する課題のひとつを政府にも社会にも知ってもらいたいのです。まだまだ障害者に対する見えにくい差別はあります。政治家の役目は、それをひとつずつ取り除いていくことです。私は合理的配慮を義務化した障害者差別解消法がある中で、この実施規程は差別に当たると思っています。参院選告示日までに、この規定を改定するために政府に強く求めていきたいと思います。

(あ、か、さ、た、な話法)
ありがとうございました。

山本太郎:
はい。天畠大輔からの訴えを聞いていただきました。というわけで、続いて皆さんから、順次ご質問いただくという形で進めて参りたいと思いますがいかがでしょうか。

記者:
フリーランスライターの畠山理仁と申します。よろしくお願いします。天畠さんに伺います。なぜ、この出馬表明がギリギリになったのかということを教えていただければと思います。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法)
山本代表からよろしくお願いします。

山本太郎:
はい。ありがとうございます。総合的に考えて、この時期になったってことです。で、一番はやっぱりこの候補者になるということで事前に決まっていたスケジュールという部分がですね、もともとオファーいただいてた方、例えばですけど天畠さんに「講演してください」ということでオファーをいただいている方々が候補者となってしまったときに、やはり最初のオファーの前提と変わってしまうっていう部分もありますね。元々のスケジュールというところから勘案してみても、それをすべてクリアした、終わらせた後というようなところが一点ありましたってことですかね。

記者:
共同通信のノモトと申します。山本代表にお伺いしたいんですけれども、天畠さんがれいわ新選組から出ることによって期待される点をお願いします。

山本太郎:
ありがとうございます。おそらく人によっては言い方はすごく、あの、言い方悪く聞こえるかもしれません。これから言うことは。えっと、今日ご紹介した天畠さんをご覧になった方の中には否定的な方もいらっしゃると思います。また、れいわ新選組、障害者出すのかって思われた方もいらっしゃるかもしれない。で、実際に記者の皆さんから手が挙がりづらいっていう部分に関しては、ある意味で腫れ物に触るような気持ちもあると思うんですね。でも違うんですよ、と。健常者、また健常者出すのかっていう選挙ってあると思います? 候補者発表で。また健常者ですかってことはないですよね。健常者の中にも様々な人がいらっしゃるってことです。で、障害を抱えた方の中にも様々いらっしゃるってこと。で、天畠さんは、医療ミスによって中途障害者になられた。で、その後、様々な苦労をなさって自分自身の発話、発語方法を編み出したわけですよね。で、その後、研究者としてもそれを深められてきたというような、これまでれいわ新選組が、れいわ新選組として国会議員になられたお二人とは全く違う人生、全く違う出発点の方なんですよね。

で、実際にこの参議院というところにおいては、木村英子、そして舩後靖彦という2人の存在によって大きく前進しました。全然、変わりましたよね。変わったんだけれども、やはりその国会の中だけ見ても、やはりそれだけでは足りないということです。何が足りないかってことですけど、表面的なことはやるけれども、本質的な合理的配慮は未だ行われていないということです。例えばですけれども、各党が寄り合って政府に対して何かしら申し入れをしたいというときには、れいわは排除され続けています。これ、おかしくないですか? コロナ禍において様々な困りごとを受け取ってきた議員たちが、今、ここがこういうことが必要ですよということにおいて、政府側と交渉していくという席において、そん中に野党の一員としてれいわが入るということがなかなか許されない。これ、あまりにもおかしいです。当事者としてそして当事者を通して様々な声が集められてるってところに対して、その声を集約してきている者の参加というものが直接的に叶わないというのはあまりにもおかしな話です。表面的には、これは障害者施策であったりとかそこへの配慮であったりとか、そういうものは進んだと思われるけれども、私はまだ表面的であると。本質的な部分をさらに深めていくためには、やはり天畠さんの存在も必要です。

で、それのみならず、やはり本丸ですね、重度訪問介護であったりとか。学びたいと思う者たちが、それが障害者であった場合に、国のサービスは受けられず自腹でどうぞと。学ぶこともそして働くことも、ある意味で、そういう欲求を持つならば、そこは自腹でどうぞというような、ある意味でこの障害を持つ者たちは働きたいと思うなと、学びたいと思うなと。それを望むならば自腹でやれ、ヘルパーは自分で雇えというようなことですね。これって本当にこれから高齢化がさらに加速していく中で、人々が本当に人間の尊厳を守るような暮らしができるかどうかの、私はこれ、本当に分かれ道だと思ってます。この国が今、抱える高齢化社会という部分と、そしてこの障害を抱えた方々の人間としての尊厳を守れる暮らし。やはりこの問題という部分をやはり突破していくということが多くの方々にとって安心して自分のやりたいことをどんな状態になったとしても人生を生きていけるということの、私は手に入れられる、私はパスポートだという風に思ってます。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法)
舩後議員も木村議員も質疑に何度も立ち、国民のために仕事をしてきています。

(あ、か、さ、た、な話法)
代読お願いします。

(代読)
はい。ご質問ありがとうございます。準備してきた回答があるので介助者が代読します。2019年に2人の重度身体障害の国会議員が誕生しました。そして今国会で舩後議員は13回、木村議員は8回質問に立ち、国民のために働いています。また、お二人の活動により新幹線の車椅子スペースを6台分にも拡げたのは功績のひとつです。重度訪問介護の仕事利用も何度も訴えてきたのに3年間も暫定措置のままです。私はこの政策がどれだけ多くの当事者に道を開くことになるかよくわかってるつもりなので、国会で精一杯訴えます。そして国会議員だけでなく、一般の重度障害者が介助を受けながら仕事をできる介助付き就労もできるようにしたいです。でも木村議員や舩後議員、私だけでできるものではないので、メディアの皆さんも一緒になっていただきたいと思っております。

山本太郎:
はい。続いていかがでしょうか? 手を挙げてくださいね。マイクを渡す人がいるので。

記者:
NHKのババです。よろしくお願いします。選挙期間中はどのような活動を展開していきたいのか教えてください。

山本太郎:
ではまず私のほうから。えっと合理的配慮を行いながらということになると思います。もう天畠さんをドブ板させるみたいなことはなかなか難しいですね、これは。なので当然、合理的配慮しながらということで、やはりポイントポイントで登場いただき、そしてその声を皆さんに聞いていただくということになっていくと思います。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法)
なるべくメディアに露出していきたいと思っています。以上です。

山本太郎:
ありがとうございます。いかがでしょうか、皆さんのほうから。

記者:
毎日新聞のヤマモトと申します。えっと山本代表に伺いたいんですけれども、天畠さんの出馬に関してはいつ頃どのように打診をされたのか。もう一度…。

山本太郎:
すいません。もうちょっとマイク、口に近づけていただいて。

記者:
はい。天畠さんの出馬に関して、いつ頃どのように打診をされたのか伺ってもよろしいでしょうか。

山本太郎:
ありがとうございます。えっと、一言で言うと3年越しなんですよ。はい。一番最初にお話をさしていただいたのが2019年の参議院選挙終わった後すぐです。で、当時は次が衆議院選挙だという思いがあったんですね。で、元々は衆議院選挙で特定枠的な扱い、例えばですけど比例単独というような形でやれないかと。一番最初に考えてたのは2019年の参議院(選挙)で得た得票を衆議院のブロックで割っていった場合に、だいたい4カ所くらいで1議席は確保できるということがあったんですね。なので、その4つのところはすべて単独で、特定枠扱いできればいいなぁと思ってたんですが、すべては無理でも最低でも2枠と思ってました。で、まず最初にお話をさしていただいたのが天畠さんだったんですね。で、そこからです。

で、いろいろ見極め、参議院選挙ということを考えていった場合に、なかなかその、特定枠扱いというのは難しいだろうということに至って、次の参議院選でお願いしますというお話を、もう一度させていただきました。はい。で、今回がその参議院選ですね。で、今回出ていただいたと。ええ。だからもう3年前からずっとその話をさせていただいたってことです。で、そのブロックで4つ取れそうだっていうところに対して、4つ単独にするのは無理だろうが2つだろうなと思ったときに、天畠さんをまずおひとつ。で、もうひとつで考えたのは、これ、直接お話させていただくところまでいかなかったんですけども、過労死された、過労自死されたご遺族の方ですね。この方に出てほしいなって方がいらっしゃって、その方にアプローチできなかったんですけれども。最初は天畠さんとその方っていう思いだったんですが、結局、衆議院(選挙)では難しいってことになり、そして参議院(選挙)では1枠だろうということになり、天畠さん、2019年からお話をさせていただいた天畠さんというところでお願いをしたということです。

記者:
朝日新聞のオオクボです。天畠さんは、もう既に研究者としても博士号も取られていますし、ものすごい業績を残されています。で、国会議員になろうと思った一番の理由。何が背中を押しましたか? かなり生活も変わるし、いろんなことが変わると思います。先ほど2つ理由をおっしゃっていましたけど、決断に至る最大の理由というのは何だったのか教えてください。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法)
介助者制度というものを、もっと使いやすい制度に変えていきたいという思いがあったから国政に出ることにしました。以上です。

山本太郎:
国としては一番開きたくないところなんですよね。重度というところに、これ、開いてしまえば、当然、その真ん中であったり、軽い人たちにまで開くことになっていくってことですから。しかもそれも高齢者の介護っていうところにまで、どんどん広がっていってしまうというのを恐れてると思います。ありがとうございます。他ございますか? 

記者:
クミチャンネルの小山と申します。よろしくお願い致します。はい。えっと今「あ、か、さ、た、な話法」というもので、Google検索してきましたが、天畠さんのお名前しか出てきませんが、こちら天畠さんが考案された方法ということでいらっしゃるのでしょうか? また、そちらを広めたいという意欲が、を大きなテーマにされているのかということについてお伺いします。そして山本代表にですね。今回は順位の件というのはどのようにお考えなんでしょうか? 

山本太郎:
ごめんなさい。今、聞こえなかった。もう一回お願いします。

記者:
前回の参院選では特定枠で1位、2位というのをお二人にされたわけですけれども、今回はどうなんでしょうかということでお伺いします。

山本太郎:
どういうことだろう? 

記者:
比例の当選順位ではなかったでしたっけ? 

山本太郎:
えっと特定枠は天畠さんお一人です。

記者:
はい。ありがとうございます。

天畠大輔: 
(あ、か、さ、た、な話法)
はい。「あ、か、さ、た、な話法」の最初というのは、母と一緒に作りました。

(あ、か、さ、た、な話法)
はい。拡めていきたいと思っています。以上です。

山本太郎:
他いかがでしょうか? 

記者:
はい。フリーランスライターの畠山理仁です。2回目、すみません。政見放送に手話通訳が認められるようになったのは、1986年に雑民党という党から、ろう者の渡辺完一さんという方が立候補されて、テレビ・ラジオで無言の政見放送を行ったことで、当時は手話通訳、認められてなかったんですが、後に認められるようになりました。天畠さんから今、総務省のほうに要請をされているということですけれども、総務省の反応というのはどういうものなのかということを教えてください。で、選挙が終わってからでなければ変えられないという風になった場合、天畠さんはどう思われるのかについても教えてください。お願いします。

天畠大輔: 
(あ、か、さ、た、な話法)
実施規程の話について、代読をお願いします。

(代読)
はい。ご質問ありがとうございます。事前に準備してきた回答を代読します。今回、れいわ新選組では比例候補者が代わる代わる登場する複数方式でNHKでの撮影をします。ただ、政見放送及び経歴放送実施規程第8条の定めにより、1人の司会者および当該司会者の紹介で、1人ずつ順次登場する届出候補者等しか出演できないそうです。いつものように、もう1人の介助者が通訳で声を発すると、言論による政治活動をしていると見なされてしまうのでダメなのだそうという回答でした。同じ規定の第9条で、障害者への配慮としてアナウンサーによる代読の録音が定められています。しかしそれでは私のコミュニケーション方法である、「あ、か、さ、た、な話法」を皆さんに知ってもらえない。どんな障害があるかということも正確に伝えられない。私独自の言語を含む人物像を正確に皆さんに伝えることは、他の候補者との平等の観点から大事なことだと思います。現時点で通訳の介助をつけることは認められていないということです。

(あ、か、さ、た、な話法)
政見放送を楽しみにしていてください。

山本太郎:
ま、実施規程なわけですから、変えればいいんじゃないって話ですよね、その状況によって。あまりにも、ちょっとひどい話だなと思いますけれども。はい。こういうコミュニケーション方法の人は黙っててくださいと。何か言いたいことがあるんだったら文書で出せと。代わりに読んでやるっていうスタンスはおかしいなとは思います。ありがとうございます。他ございますか? 

記者:
恐れ入ります。先ほどのクミチャンネルですが、もしよろしければどのような医療ミスで、このような障害を持たれるに至ったのか、ちょっと簡単にお話いただけるとありがたいです。お願いします。

天畠大輔:
(あ、か、さ、た、な話法)
心停止していた状態を気づいてもらえず放置されたことで障害が残りました。

(あ、か、さ、た、な話法)
詳細について天畠の著書である岩波新書にも記載されておりますので、よろしければぜひご覧になってください。以上です。(『<弱さ>を<強み>に 突然複数の障がいをもった僕ができること』天畠大輔 著 岩波書店)

山本太郎:
ありがとうございます。自分の著書の宣伝まで最後にしたということではございません。もうちょっと深く知っていただくためにはですね、ぜひお読みいただきたいということでございました。ありがとうございます。他いかがでしょうか? 

記者:
読売新聞のアベと申します。山本代表にお伺いします。今回の発表で参院選の候補者は全員出揃ったということですけれども、改めてどういう結果を目指すかということについてお願い致します。

山本太郎:
ありがとうございます。この後ですね、よっぽどのことがない限りは、いきなり飛び入りみたいな大物がやってくれば話別ですよ。でもまぁ今の段階ではこれで参議院選を戦っていく。天畠さんが一番最後に発表させていただく候補者であったということでございます。で、結果としてどういうものを目指していくかってことですけれども、最大と最小と両方、目標を元々皆さんにはお伝えしてます。最大で8議席。それにより現在のれいわの参議院議員が2議席ですから、合わせて10。これによって法案提出というところが、非常にリーチできるようになっていくってことですね。で、最小でも3ということを言っています。3は切れないだろうという考えです。私からすればですね。

で、3は何かと言いますと、やはり国会、参議院の中でこれは予算委員会であったり。予算委員会は3も必要ないですけれども。今の状態であるならば。予算委員会はもちろんのこと、その本会議場での代表質問であったりとか、様々な部分にリーチをしていくことができるってことですね。そういった意味で最小3、最大で8というところを目指していくんだということですね。最大8を目指していきながらどうなるかということになると思います。

記者:
フリーのホッタといいます。まぁあの本人が訴えるということが一番効果がある、効力があるということなんですけども。正直言って国会議員というのはまた体力も使います。現在、天畠さんのですね、その状況を見てるとまぁ苦しいのかどうかということは私にはわかりませんけども、45分で終わらせてくれという、幹事長とね、マックス60分。それでですね、失礼ですけども天畠さんとですね、同じ志を持った人がですね、出て、天畠さんをですね、政策秘書としてずっとやるというような考えはなかったんでしょうか? 

山本太郎:
あ、ないです。はい。代弁者という形で世の中が変わってきたかっつったら壊れてきてるんですね。ええ。代弁者で用が済むんだったら、代弁者で用が済む状態だったら天畠さん、ここにいる必要がないんですよ。やっぱり代弁者が、代弁者でなく当事者が行くということにおいて非常に大きな意味があるということを示したのが、2019年のれいわ新選組から生み出された2人の障害議員であると。難病患者の舩後と、そして重度障害者の木村であると。この2人が行ったことっていうのは憲政史上初ですよ。国会の中で、高齢化が進みまくってる国会の中で、スロープさえ付けてなかったんですよ。

で、体力的にどうだって言いますけれども、逆に言ったら体力問題、心配な国会議員が多いですよ。だって高齢化してるんだもん。やはりでも障害者施策を前に進めるということを考えたときにやはり確実にそれが前に進んできたということは言えると思います。このれいわの参議院、お二人のお力によって。でもやはりまだ上っ面なんですよ。本質的な部分が勝ち取れてない。で、これは高齢化社会、加速していくという日本においても、障害者問題というところに限定されず、これは高齢者の本当に人間の尊厳を守る暮らしというものをこの国で実現していくためにも非常に重要な戦いであるという風に思ってます。

で、重要なことは何か? なぜ健常者のペースってことになるんですか?ってことなんですよ。先ほど天畠のほうからもWHOの資料によって様々な障害ということを含めた上で6人に1人ですか、6人に1人という人が障害を持つというデータがあったと思います。それを考えた上でもやはり身近にあることなんですよね。で、誰しもが障害を持つ恐れがあるということを考えていかなければならない。その上で国会がなぜ健常者のペースですべて進んでいくんですかって。しかも健常者のペースというだけじゃなくて、一部の者たちに都合のいいペースでどんどん進められていきますよね。あっという間に話が通ったりとか。これって有権者さえついていけてないですよ。それを考えるならば、やはり多くの人々が、この国に生きる多くの人々が、今、国会の中で何がやられているのかということをひとつひとつ把握しながら進んでいけるくらいのペース。私、それが必要だと思ってるんです。だって、ね、決められない政治から決められる政治へっていうことでここまで来ましたけど、決められたことにロクなことないじゃないですか。そのペースっていうものを、やはり一度、この国が壊れていく加速っていうものを止めなきゃいけない。一旦ゆっくりと何をやってるのかってことを国会の中でしっかりと審議されながら、国民の皆さんに、この国に生きる人々に伝えていきながら考えてもらいながら一緒に作っていくっていうことを今やっていかなきゃいけないときに来てると思います。それを考えるんだったら、合理的配慮、もちろん天畠にしてもそうですし、木村、舩後にしてもそうだけれども、この合理的配慮というところから生まれる国会内でのしっかりとした腰を据えた議論であったりとか説明というものがこれは広がっていくんだろうという考えもあります。ありがとうございます。

記者:
テレビ朝日です。あの、山本代表、昨日もすいません、お願いしたんですけれども。いよいよ、候補者が。

山本太郎:
マイクを口にもうちょっと。

記者:
あ、すいません。テレビ朝日です。あの、代表に昨日お願いしたんですけれども、いよいよ今日、参院選候補者全員出揃ったということで、意気込みというものを本当に短くお願いできればと思います。すいません。立ち上がっていただければと思います。

山本太郎:
あ、あれ。あ、昨日、テレ朝さんでしたっけ? 

記者:
昨日、あの。

山本太郎: 
最後に。

記者:
横顔で最後、お願いして。

山本太郎:
また明日言うて。

記者:
そうです。

山本太郎:
(笑)失礼しました。そうですか。キャッチフレーズ的なことですよね? 

記者:
もうあの意気込み、最も訴えたいこと。

山本太郎:
何秒でしたっけ? 

記者:
5秒とか6秒くらいで。

山本太郎:
5秒、6秒。すいません。約束はしたんですけど、考えてなかったです。(笑)今、考えますね。ちょっと待ってください、ちょっと、じゃ、練習してるとこも。ちょっと、どうしようかな。意気込みですね? そうだなぁ。「やらせてください。れいわの鬼退治。消費税は廃止! れいわ新選組です」いかがでしょう? こんな感じでいいですか? (笑)だいたい、ま、5秒くらいでいけましたよ、今。なんつったっけな。ええ。やらせてください。れいわの鬼退治。ええ、なんつったっけ? 消費税は廃止。れいわ新選組です。これね、本当にね、脳ってヤバいですね。使えば使うほど回らなくなるんですね、これね。連日、本当にこういう状態で。まぁ、選挙のたびにこうなるんですけれども。ちょっと待ってくださいね。一応書いときますね。

そちらで。(笑)本当に5秒ってちょっと、もうちょっと合理的配慮してくださいよ。お願いしますよ。あ、6秒? そうか。ありがとうございます。「やらせてください。れいわの鬼退治。消費税は廃止! れいわ新選組です」いきます。「やらせてください。れいわの鬼退治。消費税は廃止! れいわ新選組です」(笑)もう、もう1テイクいいですか? すいません。やらせてくださいがちょっと流れちゃった。すいません。「やらせてください」なんかちょっとなんかそれだけ言うとなんかおかしいな。すいません。やらせてください。やらせてください。れいわの鬼退治。消費税は廃止!れいわ新選組です。あ、いいです。全然大丈夫ですからね。声入ってもいいですから、天畠さんの。(笑)気にしませんから。ありがとうございます。私的には。やらせてください、れいわの鬼退治、消費税は廃止、れいわ新選組です。参ります。はい。「やらせてください。れいわの鬼退治。消費税は廃止! れいわ新選組です」すみません。あ、あの、もうどっちがいいかわからないんで、選んでください。ファーストテイクとセカンドテイク。

れいわ新選組のメンバーが、今参議院選挙において戦っていくメンバー、れいわ新選組のメンバーが出揃いました。本当にもう社会の縮図というようなですね、多様性備えた候補者、胸を張ってご紹介できる方々だと思います。頑張って参ります。どうか皆さんもですね、水面下で応援していただきたいと思います。ありがとうございます。